出会い系サイトに登録!

私の男性関係は、出会い系を利用する以前も以後も、傍目から見ると派手なものだったと思います。
はっきり言って、昔は出会い系など全く興味もなく、自分が関わることのない世界だと思っていました。
性格もサバサバしていると言われることが多く、男女ともに友達は多い上に、なかなか自分を女扱いしてくれる男性もいたものです。
見た目もそれほど悪くなく、人見知りをしないので、よっぽど性格が合わない限りはどんな方でも仲良くなることができました。
道端でもアルバイト中でもナンパされることが多々あったので、そのような出会いでもおごってもらえる男性なら、連絡先を交換してホイホイ付いていっていました。
自覚はありましたが、私は男性をオスだと見ている節があり、相手が恋愛対象になるかではなく、その男性と一夜を共にできるかどうかを基準にして、男性を選んでいました。
彼氏ができれば一途になるかと思いきや、自分から好きになった相手でない限りは、男遊びが耐えることはありませんでした。
女として成熟する前から自分でも気づいていたのですが、私自身、相手の男性もびっくりするほどの男並みの性欲の持ち主でした。
そんなかなり遊び人だった私ですが、ある時を境にぱったりと出会いがなくなってしまいました。
その当時、私は大学生で、留学を終えて米国から帰国した直後でした。
私はアメリカ帰りということで、ものの見事に太ってしまったのです。
空港に迎えに来た両親が、自分の娘かと疑うほどの変貌ぶりでしたが、私自身はそれほど気にしていませんでした。
しかし、周りからは驚かれることが多く、また男性から声をかけられることもめっきりなくなってしまったのでした。
そこで私は、出会いを求めて手っ取り早く出会い系のやれるアプリに登録することにしたのです。


どんなサイトを利用したのか?

私が利用していた出会い系サイトは、男性は有料、女性は無料で利用できるHというサイトでした。
Hを選んだ理由ですが、老舗の優良サイトということで、多くの雑誌やホームページなどでも紹介されており、迷惑メールの類で送られてくるようなギラギラした印象をあまり受けないこと、そして登録の際に年齢確認ができるものを提示する必要があり、そのことから悪いサイトではないと判断したためです。
わざわざいくつもの出会い系に登録するのが面倒だったので、私はこのH一本で出会いを求めることにしました。
プロフィールを設定し、まだ太る前の写メを貼り付け、私はサイト生活をスタートさせたのです。
Hには掲示板というものがあり、そこに「暇だ!」「遊び相手募集中」「誰か真面目な出会いを探していませんか?」などという投稿をして、それを見た方が投稿者にメールを送るというのがメインのやりとりのスタイルでした。
掲示板にもさまざまな種類があり、軽目のものならメル友募集、デートメイト募集、趣味友達募集などがあり、ヘビーなものなら、セフレ募集、同性愛者募集、テレフォンセックス相手募集など、多種多様なジャンルに対応できるように、細かく設定されていました。
卑猥な写メを載せている方、レズビアンの方、不倫相手を探している方など、老若男女問わず、Hにはたくさんの人が登録していたので、最初は驚いたものです。
もちろん、自分好みの人を探すためのプロフィール検索や、住んでいる地方の方の検索など、検索機能も充実していました。
初めはどのようにすればいいのかわからなかったものの、少しずつ私は出会い系を使った出会いにはまっていくことになります。


サイトでのメールはこんな感じ

Hという出会い系サイトは、相手からメールが来ると、サイトを通して新着メールがあるという内容のメールが、私の携帯電話に届くようになっていました。
そこからサイトにログインし、サイト内の受信箱をチェックすることで、初めてどのようなメールが届いたのかを確認することができます。
メールは絵文字の使用可能(ただし表示できるかは相手の携帯電話の会社によります)、写メの添付可能など、かなりやりとりのしやすい設定でした。
メールの文字数は制限されていましたが、出会い系によくある“メールアドレスを載せてはいけない”、“卑猥な内容のメールを送ってはいけない”、などという決まりはなかったので、多くの方が最初のメールにメールアドレスを載せて、直接メールのやりとりを希望していました。
唯一禁止されていたのは、愛人契約、援助交際などの金銭での関係を匂わせる内容でのやり取りくらいでした。
法に触れることでしたので、そのようなやり取りがあった際には、アカウント停止、もしくは登録抹消されてしまうこともありました。
しかし、多くの方はそのような金銭での関係ではなく、純粋に(出会い系を利用している時点で純粋かはわかりませんが)出会いを求めている人が大多数でしたので、そのようなことはあまりなかったようです。
また、プロフィールに自己紹介文を書き込めるところがあり、そこにアドレスを載せている方も多くいらっしゃいました(メールの送信者のプロフィールにアクセスすることもできるので、お相手がどんな方か気になるのであれば、プロフィールをチェックすることができました)。


はじめさんと会う!

その日、私は朝からアルバイトが入っていたので、その後に会うことになりました。
仕事が終わり、そそくさと身支度を終えて、不安半分期待半分ではじめさんとの待ち合わせ場所に向かいました。
ちなみに、周りにはもちろん出会い系で知り合った人と会うとは話しておらず、そもそも出会い系を利用していること自体隠していました。
あらかじめ電話番号を交換していたので、はじめさんとはスムーズに出会うことができました。
お互い写メでしか顔を見てなかったので、最初はドキドキしていましたが、やはりメールでやり取りしていた時と同じように、はじめさんは優しくて気さくな、とても素敵な方でした。
はじめさんとは二人で食事に行き、その後カラオケに行って、楽しい時間を過ごしました。
はじめさんは、ミスターチルドレンやゆずなどの歌を歌っていましたが、とても歌が上手くて感動したのを覚えています。
帰りの駅へ向かう途中、手を繋がれ、彼はまた会いたいなと言っていましたが、残念ながら、彼と会うのはこの一度っきりとなります。
なぜなら、私は彼を男性として意識することができなかったからです。
彼はほがらかで優しい人でしたが、私は彼を良い人だとは思っても、男性として見ることができませんでした。
こうして、私の初めての出会い系を通した出会いは、無事に成功(?)しました。
ビビりながらも、良い人に出会えたことで、これに味をしめた私はどんどん貪欲になっていくのでした。
「怖がるくらいなら最初から出会い系なんて、利用しなければいいのに。」そんな声が聞こえてきそうでしが、そのスリルとワクワク感が、癖になるものです。
一度出会い系を利用して男性に会ってしまうと、私はだんだん警戒心をなくしていき、いろんな男性とホイホイ会うようになるのでした。


かづくんとの出会い

はじめさんと会ったことで、妙な自信をつけた私は、出会い系で次々に男性と会う約束を取り付けていきます。
次に出会い系で会ったのは、かづくんという同い年の男の子でした。
私と同じく大学生四回生で、就活中だったということで意気投合し(お互いそんな時に出会い系に登録しているのもどうかと思いますが)、直接メールのやり取りをほぼ毎日していました。
そんなある日、彼は私のアルバイト先の近くにあるクラブによく行っているということが判明しました。
私は、友達を連れてアルバイトが終わった後、そのクラブへ行くことにしたのです。
かづくんがその日、クラブに行くということは確認済みだったので、会えたら会いましょうと伝え、私はクラブへと足を運びました。
そのクラブは地下にあり、携帯電話が通じなかったので、私の服装をあらかじめ教えておきました。
かづくんはすぐに私に気がつき、気さくに話しかけてきました。
彼はすでにベロベロに酔っ払っており(クラブがオープンしてから30分も経っていなかったので、すでにどこかで飲んでいたのでしょう)、私の肩を抱く、キスをする、胸を触るなど、人目があるにも関わらずいろんなことをし始めたので、見かねた彼の友達と私の友達が、かづくんを私から引き離してくれました。
いくらビッチと呼ばれている私でも、さすがにその時顔が引きつっていたようです(後から私の友達に言われました)。
私は酔っ払っていたとは言えどもかづくんにうんざりして、クラブに行った日以降、彼とあまりメールをしなくなっていました。
最後にメールした時、彼は謝ってくれましたが、それと同時に彼には彼女がいたことを告白され、それ以来やり取りは一切していません。


出会い系で初めて会う人

サイトでメールのやり取りをする方は大体常に5人程度はキープしつつ、実際に会える方を探していました。
その中で、初めて会った男性をご紹介したいと思います。
彼の名前ははじめさんといい、私の3つ年上で、小柄でほんわかした人でした。
はじめさんは、私が住んでいる地域からほど近いところに勤めている社会人の方で、私はその頃大学四回生で授業もなく、ひたすらバイトに明け暮れていました。
彼氏と別れ、欲求不満な私は毎日出会い系サイトに没頭し、手軽に会える男性を探していました。
そんな私にメールを送ってきてくれ、しばらくやり取りした後にこの人なら会ってみてもいいかな、と思い、はじめさんと会うことになりました。
実はこの時、このHを利用し始めてから、実際に男性に会うのは初めてのことだったので、初っ端から事件に巻き込まれたり、無理矢理犯されたりしないように、慎重にじっくり人を選んでいたのです。
手軽に会えるのが出会い系サイトですが、その分だけ危険なものだと私は考えていました。
変な人じゃないか、本当に信頼できる人か、いろんな要素を考えながら、私は男性とやりとりをしていました。
出会い系にここまで必死になるのも、なんだか滑稽な気もしますが、私にとっては男性と出会うための大きなツールであったために、ある意味真面目に男性を選別して、その中から会ってもいいかな、という男性を選んでいました。
出会い系サイト絡みの事件が増えてきた世の中でしたので、私は自分の身を守るためにも、これでもか!というほどに懐疑的になっていたのでした。
はじめさんは、そんな私の勝手な人選を見事に突破したのです。


やり取りとビッチ覚醒

私が出会い系でやりとりした多くの男性とは、「プロフィールのメアドにメールください!」といったような内容のメールを送ってきて、私がそこに直接メールを送るというスタンスでした。
自分から掲示板に書き込みをしておけば、大抵の場合は男性の方からメールを送ってきてくれました。
時には、私から掲示板を見て男性にメールすることもありましたが、それは気が向いた時だけで、基本的には自分からアクションを起こすということはありませんでした。
日本に帰国して1ヶ月後、私はパチンコ店でアルバイトを始めました。
ホールで働いていたのですが、運動不足もあり、最初のひと月でなんと4kgもやせることができたのです。
そうなれば、痩せていた時の写メの体型に徐々にですが近づいていったので、これなら安心して男性と会うことができるな、と考えていました。
私は、アルバイト先で彼氏が出来たりもしましたが、それで収まるほど穏やかな女ではありませんでした。
ビッチと呼ばれ、自他共に認めるセックス大好き人間だった私。
むしろ、彼氏がいるのに夜の営みがそれほど盛んではないことで、私は欲求不満に陥っていたのです(その当時の彼氏は、常に発情している私と違い、かなり淡白な人でした)。
最初はラブラブだったのに、徐々に彼氏が冷めてきていることに気づいていた私は、彼氏のことが大好きだったので一時期お休みしていた出会い系の利用を再開したのです。
彼氏とは結局別れることになり、その後もセフレのような関係がダラダラと続いていましたが、私はそれと並行して出会い系サイトで男性を漁っていました。